2012年2月29日水曜日

平成23年度前期 工学院大学 基礎製図クラス 優秀作品


工学院大学建築学部1年 渡辺舞さん
二点透視図 外観

著者コメント: 参考例と同じ構図の二点透視図ですが、陰影の付け方や樹木の表現が独自に工夫して描かれていて、大変美しいパースに仕上がっています。あえてカラーではなく白黒の表現にして、描き込むところはきっちり描き、白く残すところは残しているメリハリの付け方も巧みで、文句の付け所のない図に仕上がっています。(松下) 






工学院大学建築学部1年 田山勇気さん
一点透視図 外観

著者コメント:北東の立面図を使った一点透視図で、パステルで着彩されています。図面や樹木が丁寧に描き込まれ、その上に淡い色を付けていて、全体の雰囲気をうまくまとめていると思います。人物が描かれていると、スケール感覚を伝えるのにいいのですが、背の高さ(スケール)が正確でないのが残念です。また、タイトルのような文字をもう少しきちんとレタリングすると、図面全体が引き締まります。(松下)





工学院大学建築学部1年 手塚翔也さん
一点透視図 外観

著者コメント:フィッシャー邸はきちんと一点透視図で描かれていますが、手前のベンチなどはアクソメになってしまっているのでは?ちょっと不思議な部分をカバーして奥行きを出しているのが樹木です。手前の樹木を思い切って大きく描き、奥の樹木を小さく薄く描いているのが非常に効果的です。下草の色の付け方もいいですね。(松下)


工学院大学建築学部1年 山谷芙紗子さん
二点透視図 外観
 
著者コメントさわやかで美しい二点透視図ですね。陰影までべた塗りをせず、建物、異なる樹木と葉の表現、すべて線描で丁寧に時間をかけて描いたことがわかります。余白の残し方も上手なので、ひとつの画面としてしっかりとまとまっています。もちろんこのままの仕上がりでもOKですが、着色してもまたきれいな仕上がりが想像できます。(長沖)



工学院大学建築学部1年 城山涼さん
一点透視図 外観


著者コメント:外から窓を透かした室内の様子と、樹木に囲われた環境がよくわかるように描いた意欲作です。
でも、ありゃりゃ...建物の焦点と室内の家具の焦点の高さが違っていませんか?建物も室内の家具も一つの焦点に
パースラインは収束します。ここまで描けてるのでもったいないです、ぜひもう一度チャレンジを。(長沖)



工学院大学建築学部2年 石田知佳子さん
一点透視図 外観

著者コメント:窓を透かして室内の様子、さらに直行する窓を透かしてみえる奥の樹木の様子までも、色彩を使い表現していてますね。残念なのが建物の色味がくすんだ色になってしまったので暗く沈んでみえるところです。淡いさわやかな樹木の印象とあうような、外壁の色を選んで試してみるともっとよかったかもしれません。(長沖)





工学院大学建築学部1年 齋藤理菜さん
一点透視図 外観

著者コメント:外観と外構を丁寧に描いた一点透視図です。第一印象で窓を透かした室内の表現も,技術的にはできるのでは...と感じました、上の学年ではぜひやってみてください。それともう少し樹木を描いて、木々の中に囲まれた建物ということがわかる表現ができていればいいかな。レタリングもきれいに描けてます。(長沖)


工学院大学建築学部1年 佐久間涼さん
一点透視図 外観
著者コメント:独特の世界観を持った色使いがとても印象的です。窓を外壁のように縦線表現にしてしまうのではなく、空の表現とあわせてみるとガラスに空が映りこんだように見えてよりよいと思います。
着色の濃淡や描き込みの量によって、より奥行き感を増す事が出来ます。地下階の建物下の壁や扉の色を濃くしたり、遠くにある樹木等を少しずつ薄くしていくなど色々試してみて下さい。(照内)



工学院大学建築学部1年 佐藤晴旗さん
一点透視図 外観
著者コメント:室内表現、人物、レタリングなどを丁寧に描き、屋外の椅子には木目まで表現して素晴らしい出来上がりになっています。樹木もしっかり描いているので、東側窓のガラス越しにうっすらと樹木を表現するとガラスの透明感をより表現出来ると思います。屋外の家具や人物の影を焦点に向かう角度で描いていますが、次は異なる方向からの光を設定して、建物の影の表現にも是非挑戦してみて下さい。(照内)



工学院大学建築学部1年 渡辺舞さん
一点透視図 内観
著者コメント:やさしい光に満たされた空間を、淡い色使いでとても美しく表現されています。様々な素材やガラス越しの樹木の表現も大変素晴らしいです。ここまでしっかり描けているので、人物、机の上やキッチン廻りの小物等を描いてこの空間での過ごし方を表現するなど、どんどん挑戦していって下さい。次回作もとても楽しみにしています。(照内)